今回ご紹介する私が行った台湾おすすめの場所は、高雄にある紅毛港保安堂です。
この廟の由来は終戦直後に紅毛港の漁師さんが漁をしていたところ、
網に頭蓋骨が掛かったそうです。
その頭蓋骨を地元の廟に祀ったところ、その後漁は大漁続きになったので、
新たにこの保安堂を作ったそうです。
その後漁師さんたちの夢枕にこの頭蓋骨が立って
「私は帝国海軍第38号哨戒艇の艦長です。日本に帰れなかったのが残念だ。」と
語るようになったそうです。そのため艦長はじめ乗員の供養のために
新たに第38号哨戒艇の模型を廟で祀るようになったそうですよ。
こちらがその模型です。結構大きくて3mくらいはあるでしょうか。
舷側にある「にっぽんぐんかん」が右読みで「38」が左読みなのはご愛嬌。
電源スイッチを入れると、電気がついて砲身やらが動きます。
こちらが祭壇です。金ピカでゴージャスですね。
祭壇手前の七福神がなにげに可愛かったです。
廟にはそこかしこに日本を感じさせるものがあります。
先ほどの模型の後ろには大きな旭日旗。
そして入り口を入るとすぐに、お神輿もありました。(チョット台湾チック)
また正面入口の上には、富士山が描かれています。
屋根から吊り下がっている灯籠にも旭日旗が描かれています。
この保安堂は由来や名前からも分かる通り、元々は海沿いの街にありました。
そのエリアが再開発のために、高雄空港北にある現在の場所に移転してきたそうです。
2013年の移転式典の時には、当時の高雄市長の陳菊さんも出席したそうですよ。
私は初めて訪れた時はC-Bikeで、二度目はレンタルスクーターで来たんですけど
高雄中心部からもバスなどを使って比較的訪れやすい場所にあるので、
みなさん行ってみてはいかがでしょうか。
紅毛港保安堂
高雄市鳳山區國慶七街132號
MRT草衙站から紅7B孔宅行きバスに乗って國慶六街下車徒歩3分。
![]() |